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OH!奥/狐笛のかなた

 さきほどまで「大奥 第一章」の特別編の再放送を見ておりました。やっぱり素敵です、春日局さま。天璋院篤子さまも瀧山さまもお丸もお万の方さまもお江与さまも大好きですが、やはり春日局さま以上に厳しく、苛烈で、そして情の厚い方はおられないのではないでしょうか。ドラマをしていたころは、毎週熱中して見ていたものです。

 ちょっと話がそれましたが今回はこれです。

狐笛のかなた Book 狐笛のかなた

著者:上橋 菜穂子
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 野の中を駆ける霊狐―――野火は、幼い少女、小夜と出会った。やがて時はめぐり、国と国との争いの中で二人は再び出会う。一方は湯来ノ国の呪者の使い魔として、また一方は春名ノ国の秘術を操る呪者として。互いに寄り添おうとする行く手を、国の思惑と呪いが阻む。すべての哀しみの連鎖をといて、二人はともに歩み出せるのか?

 久しぶりの読みごたえたっぷりの良作ファンタジーでした。上橋菜穂子氏は守り人 シリーズで有名な方ですが、私も小学校のころその本と出会い、心躍る一時を過ごさせていただきました。この物語と出会えたのはまさに僥倖、読後はしばらく美しい余韻に浸りきっておりました。上橋氏の話は紙は紙でも和紙、色合いは淡く、季節の色彩に染められている、といったイメージがあります。やさしいのですね、きっと。人々の思惑が入り乱れて小夜は心を痛めながらも、それでも己のできることをしようと人々を守ろうとします。そしてそれを陰ながら見守る霊狐、野火。いじらしいじゃあありませんか。彼が小夜をこっそりと守っている場面など、思わず顔が緩んでしまいました(笑)。苦しいことも、思うがままにできないことも多くありますが、それでもその壁にひたすら純真に挑んでいく彼らは、若々しさ特有の美しさがありました。最後の場面など、想像するだけでため息が出そうになります。余韻のあるものが良い作品だとするならば、この物語はまさに傑作と言っても過言ではないでしょう。

 

 先週、映画を見にいってまいりました。「ただ、君を愛してる」です。感想は、まあ、・・・推して知るべし、です。宮崎あおいは可愛くて、玉木宏は心の中の素敵な男性リスト上位ランクインしたのですが・・・、まあ、こういうこともありますよね(苦笑)。映画と言えば気になるのは、「王の男」。「宮廷女官 チャングムの誓い」の少し前の時代、韓国発の激しい愛の物語。主役のイ・ジュンギがものすごく美しい!のです。写真を見て女か男か判別がつかず、インタビュー記事を見てやっと男だとわかりました。でも女だといっても通るようなシャープな顔立ちをなさってるんですよね。こういう情愛と嫉妬渦巻く絢爛物語は私の趣味にジャストフィットなので、いつか見にいきたいものです。でも私の言う「いつか」は絶対に叶わなかったりします。なぜなら行動を起こそうとしないから(泣)。

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